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死ぬまでに知りたいグミのこと  カバヤ『タフグミ 梅』編


<今年の夏は暑くなりそうだ。>


何かに期待の意味を込めてよく用いられる一文だが、
今回はストレートな意味において、である。

 

 


衣服が燃えるのではないかと肝を冷やすほどに痛い日差しを浴びながら
私は本日手に取るグミを心に決めた。

 

 


カバヤ タフグミ 梅』

 


かねてより気になっていた、<梅フレーバー>のグミである。

 

 

 


梅はその塩気から、夏の塩分補給に白羽の矢が立つ食材だ。

 


果たしてグミに形を変え、活躍の場を移した梅にどれほどの力があるのかは謎だが、
とにかくソーダなどとは違う角度で”夏のグミ”を味わうことにする。

 

 

 

 

 

前回、間食の提案としてノーベル『ミニキューブグミ』を紹介した。

 


小さなグミであり、簡単に口に放り込むことができる点で、機動力のグミだ。

 

 

 

これはどうか。


サイコロ程度の大きさで、噛み応えはとてもハード。

 

あまりほおばりすぎるとアゴをおかしくするかもしれない。

 


そう、こちらはデカくて硬い、パワー系のグミである。

野球の世界に適用するならば、是非に中軸を任せたいところだ。

 

 

 


タフの名に恥じない強さ。

パッケージに金色で記された商品名が浮かぶ背景が黒なのも、思わず敬遠したくなる気がする。

 

明徳・馬淵監督ならば迷わず決断することだろう。

 

 

 

 

そして味。

 


たいていのグミには、周囲に酸味のあるパウダーがあるが、こちらも例外ではない。

しかしその酸っぱさに負けない、グミ本体の酸っぱさも噛んだ後から感じられる。

 

 

グミとしての完成度は非常に高い。

 

 


パッケージ裏に表記される『原材料名:濃縮梅果汁』の持つ力強さは、文字の圧も含めて本物だ。

 

 


だが、ここまで酸っぱさが強調されると、ほのかな甘みを感じられるのは
人体の不思議なのか、このグミの妙技なのか。

 

 


普段は厳しい顧問の鬼の形相に慣れてしまって、
一瞬見せる笑顔程度で「なんだ実はいいヤツじゃん」

と思ってしまった学生時代の経験を思い出したが、
それは例えが悪い。

 

 


先日その歴史に幕を閉じたドカベンの話に持っていこうと思ったが、
脈絡がなさ過ぎて展開に失敗するのもばつが悪い。

 

 

 

 

まあ、たまにはこんなこともあろう。

 

 


人生はハードで、酸いも甘いもある。タフでいなければならない。

 

 


存分に噛み締めてほしい。

そう、『タフグミ 梅』は人生なのである。