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死ぬまでに知りたいグミのこと トレーダージョーズ ペンギングミ編

 

予期せぬ副産物を生み出すから、錯覚というのは非常に厄介だ。


日々の軋轢。日本史に残る昭和金融恐慌も勘違いから発生した。


思い違いのフィルターは、なんてことない物事をとんでもないものに化けさせる。

 

まあ結局虚構なんだけど。

 

 

 

 

トレーダージョーズ ペンギングミ。


アメリカのスーパーマーケットの商品だそうだ。

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このブログでいう『海外謎グミ』にカテゴライズされる。

 

 

 


近頃グミは芸術品なのではないかと思うことが多いが、これも例に漏れずペンギンのモチーフに、表情まで薄っすら読み取れる作りをしている。

 

 


チャックの無いごわついた素材を使ったアメリカンなパッケージを開けると、そんなキュート極まりないペンギンたちがお目見えする。

 

 

 

彼らは腹に一物を据えていた。

 

いちご・チェリー・ライムの美味しい一物を。

 

 


大昔に流行ったスケルトンボディみたいなもんだ。


ペンギンのお腹部分が透けて見えるのである。

 

 

 

齧った途端にグミから弾けるゼリー。

 


海外特有の濃ゆい味であるが、それがまたたまらない。

 

 

 

 

・・・しかしなんだろうこの違和感は。

 

 

 

ハチノコを食したことはあるだろうか。

 

私はない。

 


けれどもプリッとした食感に、中から出てくるナニカ。

 


うーん。


しばらく逡巡する私に、一つの結論が舞い降りてきた。

 

 


「これは錯覚だ」

 


そう、中にゼリーが入っているグミはたくさんある。

 

しかしそのどれもが、如何にもグミな見た目をしていた。

 

 


これはどうか。ペンギンという愛くるしいキャラクター。

 


丁寧に記された表情と対面すると、私の中にペンギンを思う気持ちが芽生えたのである。

 

 


こいつが思い違いの根源。


なんてことないグミに虚構の罪悪感を生み出した原因だ。

 


錯覚というのは本当に恐ろしい。


結局、きちんと食べてやることが供養だと思って平らげた。

(勘違いしっぱなしじゃん)

 

 

 


いずれにしてもトレーダージョーズ ペンギングミ。

これはおいしいグミであることは確か。

 

これだけは勘違いでもなんでもないことをここに主張する。