一袋89円。
道の駅で売っている地元産の野菜の話ではない。
かねてから海外のグミに出会える場として挙げてきたドン・キホーテにおいて、食料品コーナーで投げ売りされていたグミのことである。
パッケージにはハングルの文字。
HARIBOだったらハリボーとしてだいたいは読めるのだが、いかんせん学が無い私には皆目見当も付かない。
だが親切にも英語の表記も。なんて素敵なグローバル。
「APPLE YOGURT GUMMY」
いざ、食わん。
海外のお菓子はたいてい大味だし、まして100円もしないグミである。
私の中のハードルはだいぶ低かった。
袋を開けると芳醇なリンゴの香り。
なんと親切にもチャックが付いている。
あのハリボーにも無かった消費者目線の設計だ。
風向きが変わる。
取り出すと黄色いグミ。リンゴ味だったらもう少し色味が欲しいところ。
この辺りは日本のグミの芸術性が勝っている。
そしてなぜか瓶のデザインをしている。
瓶といったらコーラ味かソーダ味だろうが、と思ったがいや待て、瓶のヨーグルトもあるか。
食べてみるとややソフト寄りのハード。ハード寄りのソフトと言う人もいるだろうか。
なかなか日本のグミにはない絶妙な食感だ。
そしてリンゴの香りから追いかけてマイルドに包み込むヨーグルトの酸味。
ここで気付くが、リンゴとヨーグルトという二つの風味を同時に表現した欲張りなグミなのだ。
印刷代すらケチったような、いかにも安っぽいパッケージ(詳細はツイッターをご覧いただきたい)だがこの通り、味のクオリティは非常に高い。
件の出島・ドンキホーテで投げ売りされてる韓国謎グミと出会ったので即購入! pic.twitter.com/LnlPCkAxC8
— uniuni(グミライター) (@unluni1) April 20, 2019
ドン・キホーテの仕入れは気まぐれで、店舗によっても差があるため、このグミに次また出会える確率は保証できない。
だがしかし、ハリボーなどの「常連海外グミ」に並んでもよいのではないだろうかと思う。(すでにあったら私の不勉強であるが)
新大久保あたりに行けばこの手のグミはたくさんあるのだろうか。
「韓国謎グミシリーズ」という新たな可能性を見出した。
韓流とポップカルチャーとグミ、という親和性の高さも期待できるのではないか。
そしてハングルが読めないので、商品名が解読できる有志の方がいらっしゃったらありがたい。
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