現代の長崎・出島に他ならない。
義務教育を経た今、そんな表現が口を衝いて出た。
カラフルなお菓子を量り売りで購入できるCANDY A GO GOに昨日行ってきた。
販売されるお菓子は主に海外産。
先日有り難がって100均で購入した海外グミも見られた。
海外の品々が集まる場所、それは鎖国中の江戸時代における貿易拠点である長崎・出島の現代における姿にほかならない、と感心するばかりであった。
私が赴いたのがポップカルチャーの発信地・原宿の店舗だったから、という理由ではないだろうがとにかく店内が明るくカラフルだ。
取り扱われるグミもそれはめくるめく色彩で、大変浮かれた気持ちになる。
目につくままに袋に詰め込む。
『よりどりみどり』とは、いつの時代も人の心を小躍りさせる。
そう、私は小さい頃CANDY A GO GOに行った記憶があるのだ。
青りんご味をしたベルトグミはその時も詰め込んだ気がする。
当時は見た記憶の無いグミもあった。
ハリボー定番のベアグミに色彩豊かなチョコレート?の粒が覆われたものは大変に美味だが、残念なことに商品名が分からない。
このグミをはじめとして雑多な色を詰め込んだ袋は、眺めても食べて元気をもらえる気がする。
もちろん今話題のインスタ映えも間違いなしだ。
原宿がいつの時代も若者の街として賑わう最大の理由はカラフルであること。
国内外問わず様々な”カラー”が息づいている。
そんなエネルギーの発信地の一つがCANDY A GO GOである、と言っても過言ではない。
あの頃の出島もそんな活気に溢れた土地だったのだろうと、歴史に思いを馳せてみる。