100均ショップには本当に色々なものが売っている。
最近のマイブームは激安肌着を買い漁ることであり、
コンビニエンスストアや100均ショップで靴下などを購入してみた。
どれも悪くないクオリティで、3足パッケージで買わせようとするアパレル各店に比べてバラで購入できるのは、大きな利点なのではないかと思っている。
決して肌着のレビューを書き留めたいわけではない。
これはグミのブログだ。
謎の海外グミを発見した100均グミの記事の最後に、『シゲキックス復刻版』について触れており軽く予告編のようになっている。
今回はストレートにその予告を受けての『復刻版シゲキックススーパー梅ドライ』のレビューだ。
まず、パッケージが懐かしい。
wikipediaいわく、販売開始は1992年。遡ること26年前だ。
表面でグミの刺激に顔を歪めているデザインの女性も、そこはかとなくバブル末期の雰囲気を感じさせる。
というか絵柄そのものが90年代っぽい。
裏面にはこんな記述が。
<ハードな噛みごたえと強烈梅味が脳への刺激を与えます。気分転換したい時に頭と心をリフレッシュ>
今でいうフリスク的な売り方をしようとしていたのだろうか。
ミンティアの販売開始が90年代後半なので、それ以前の”お口と頭スッキリ”系アイテム枠だった可能性は否定できない。
グミ本体は小指の爪くらいの大きさ。
そう。この小ささにハードな刺激が詰め込まれているのだ。
梅味というと赤い色のグミを想像するが、このシゲキックスシリーズには謎の白いベールが覆っている。
改めて考えると不気味だ。
いざ食す。
硬い。そして圧倒的に酸っぱい。
歯の間に挟まりながらも、梅の酸っぱさを振りまき続けるグミ。
<新口中ハードグミ>のキャッチコピーは伊達ではない。
そして硬さと酸っぱさを耐えた先にあるのはほのかな甘み。
孤独のグルメっぽく言うと『こういうのだったよなあ』。
懐かしい以上にコメントが出てこない。当然そのつもりで買ったのだが。
どんなシーンで食べたかまでは思い出せないが、
『シゲキックス』は私の人生で確実に通ったグミだ。
夏はノスタルジックな気分になる。
グミを食べた口に広がった酸味が終わるとき、打ち上げ花火が夜空に溶けた、
そんな切ない気持ちになった。