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死ぬまでに知りたいグミのこと モントワール『 JA広島果実連 れもんグミ』

 

前回、100均グミの可能性について記している。

gummy-travel.hatenablog.com

 

 

 

コンビニなどではなかなかお目にかかれない、
邦洋問わない種類のグミと出会えるのが魅力であると。

 

 


それについて触れたのは折しも7月7日。
西日本を中心とした豪雨被害が明らかになりつつある日だった。

 

 

 


翌日、宣言通りに次のグミを探すため100均ショップに出掛けたが
頭の片隅にあったのは、新たに時代に刻まれたこの災害の映像。

 

 


だから私が手に取ったのは、『シゲキックス復刻版』でもなく、”海外グミ”でもなかった。

 

 

 

 

 

『モントワール JA広島果実連 れもんグミ』

 

 

 


レモンの果実が輪切りになるパッケージが、そのみずみずしさを称えている。

 

 

 

 


wikipediaによると、日本におけるレモンの食料自給率はたったの1%前後。

大方を外国産に頼るのは、レモンの栽培に適した土地が日本に少ないことが理由らしい。

 

 


そんな状況で、レモンの栽培面積および生産量共に日本一を誇るのが広島なのである。

 

 

 


その広島レモンの果汁を用いたグミ、ということになる。

いわゆる<ご当地系グミ>にあたるが、味は素晴らしい。

 

 

 

 


レモンの先行イメージを強調した酸っぱすぎるレモン味がたまにあるが、
『これがナチュラル』といわんばかりに、うっすらと甘みを感じる程よい酸味が口に広がる。

 

 

柔らかさも、弾力と呼ぶには少し強すぎるくらいの適度な柔軟性。

 


グミの内部にはレモンジュレが入っており、噛むとこのジュレが零れ落ちる仕組みだが
これが”追いレモン”となり、濃厚ながら爽やかな風味を引き立てる。

 

 

 

 


余談だが、私が小さい頃この2層構造のお菓子に出くわすたびに前歯で半分齧り、
外側と内側の違いを確かめてから、再び口に入れるという謎の習慣があった。

 

 


大人になった現在、歯が大きくなりすぎてこの作業ができなくなったことに気付いたのは少しショックだった。

 

 

 


こんなことを思い出しているうちに、口の中にレモン特有の苦味が広がっていった。

この再現度は、ほぼ果実そのものといっても過言ではないだろう。

 

 

 

 


瀬戸内海の豊かな日差しが育んだ広島レモン。

それをわざわざグミに加工して頂ける幸せは何たるものや。

 

 

 


今回の豪雨被害で、広島を中心に大きな被害が発生したことが悔やまれる。

被災された多くの方々にお見舞いを申し上げたい。

 

一刻も早い復興を祈りながら、1つ残ったグミを噛み締める。